チラシ作成のコツは?(巻頭特集)

レイアウト【デザインは生きています】

まず、作成チラシ全体から受けるインパクトやイメージが決め手です。生活者は日常生活をしながらチラシを手に取ったり、めくったりするわけですから、チラシも生活者感覚で生きていなければなりません。
レイアウトのポイントはメリハリです。
人は、いっきょに閲覧できないので、まず目が行くポイントにインパクトがあることです。そこから、目線は右や左や真中に流れていきます。チラシ作成は、情報や商品ブロックをひととおりすべてざっと見させる、目の導線に添った、流れるようなリズムとレイアウトが大事です。

商品情報【商品の力をボリュームとセンスで紹介】

生活者が見たいのは商品。目玉商品です。
チラシ作成に載せる目玉商品の設定は、マーチャンダイザーの力です。目玉商品に、お店が売りたいものと、生活者が求めているものとが響き合うこと。
次に、商品の見せ方。概して、日用品や食品は、種類の豊富さ、多様性を、たっぷりと量感やバラエティゆたかに見せる商品写真の並べ方です。商品が重なっても、混み合ってもボリューム感で圧倒しましょう。
高級品やブランド品は、イメージが大事なので、チラシ作成では商品をひとつひとつ丁寧にセンス良く見せます。
ファッション、化粧品、ハウジングなども、上質のイメージを表現します。

コピー【商品はお客さまの方がよく知っている】

商売にセールストークがあるように、チラシ作成には商品の特性を売りの言葉で伝えるメッセージがあります。それがコピーです。
まず、キャッチで、「ハッ!」とさせ、リードコピーで「なぜ? なにが? それで? おもしろそう!」と誘い、コピーで「なるほど!」と納得させます。その流れの情報の言葉化が必要です。
セールの特徴やおすすめ商品のアピールポイントを生活者は自分にインプットします。
コピーは、店の人がお客さまに生の言葉で伝えるのと同じ、キレイごとでは通用しません。
商品については、お客さまの方がよく知っている、と心得てください。
だから、チラシ作成ではあまり文章を装飾せず、お客さまが、そうだ、と実感する心理をとらえて、ワンステップ上をいくコピーで、なるほどと納得いく、「痒いところに手が届く」キメ細かい気遣いが必要です。

ビジュアル【人の目を引くヒューマンインタレスト】

人の目が最初にいくのは、人間的なもの、人の顔やモデルやキャラクターであることは、チラシ作成に限らず、新聞の広告でも、雑誌の広告でも、テレビCMでも同じです。
しかし、チラシではやはり、モノを売りたい、しかし、企業やチェーン店の信頼性や文化的なイメージも大切です。
企業のモデル、専属タレント、起用しているキャラクターなど、ヒューマンな要素も上手に取り入れましょう。
チラシは単にそのときだけの売りの広告ではなく、良いイメージとともにあることで、顧客のリピートやロイヤリティにつながります。
チラシは目玉商品や特売をアピールするだけの媒体ではありません。どこかで、企業イメージやブランドイメージを持続させていくことで顧客満足につなげていく工夫が望まれます。