持つ手に世相が踊る

スーパーで買いものをしていると、チラシを手に買い物をする人を見かける。家で目を通し、これとこれを買うんだと印をつけてある。お使いを頼まれた子供だったり、買いものカートにたっぷりとカゴを積み、クシャクシャに折りたたんだチラシを見ながら次から次へと商品をカゴに入れる奥さんなども。

最近よく会うおじいさんは、小さくちぎったチラシの紙片を持って買い物をする。独り暮らしなのだろうか。家で寝たきりの妻がいたりするのかと想像を膨らませたりするが、カゴの中にはいつも玉子と豆腐くらいしか入っていない。そして、いつも小さな小さな小銭入れから一枚ずつ硬貨をつまみ出してピッタリと支払っていく。

年金が十分受け取れない人、生活保護などに頼らなければならない人、いろいろな人がいる。買い物の場で、チラシを見る人に世相を見るのだった。

マルキョウのチラシの魅力