チラシ作成ソフトの威力
先日小売店の3代目をやっている友人を訪ねて行った。
まだ11月だが、年明けに予定しているイベントのことで打ち合わせに来てくれと言われたからだ。彼は僕を事務所(と言っても4.5畳ほどの畳の部屋で、コピー機やら書類やらが置かれた物置みたいな所だが)に通すと、「コレ見てくれよ」と分厚いテキストを手渡した。
『らくらくチラシ作成祖ソフト』というタイトルが付いていた。
とにかく厚い、電話帳のような(先日、妻に「あなた表現が古いわよ。いまどきの子は、電話帳なんて使わないわ」とたしなめられたのを思い出した)厚みで、これが小説ならとても読もうという気にならないなどと思った。
「買ったのか?」彼は頷き、ニコニコしながら僕をパソコンの前に引っ張る。
「おい、まさか…」彼は大きく頷き、僕をパソコンの前に座らせる。…やっぱり。彼は何でもかんでもいいと思って買ってしまうのだが、大体自分で使い方を覚えた試しがない。何かを買うたびに僕が呼ばれて、使い方を教えるのだ。結局4時間、パソコンと格闘した。
そして今朝、新聞に彼の店のチラシが折り込まれていた。なかなかいい出来栄えだった。その殆どは僕が作ったものだが。
